噛み合わせの症状

噛み合わせが悪いということは、一部の歯ばかりを使って噛んでいるということです。
このような食べ方を続けていると、歯だけでなく全身に様々な悪影響が出てきます。

お口の中の影響

噛み合わせの症状

噛み合わせが悪いと、部分的な歯に余計な負担がかかります。
そのため、むし歯も歯周病もないのに歯が抜けてしまう、いつも同じ箇所の被せ物が取れてしまう、顎に違和感がある、歯や舌が痛む、歯がしみる、歯ぐきが腫れる、口が乾く、といったことが起きます。

同じような症状が続く方や、ブラッシングを改善してもなかなか症状が改善されない方は、一度「噛み合わせ」を疑ってみた方が良いかもしれません。

全身への影響

歯は、それだけで独立して存在している訳ではありません。
歯にかかる力は脳に繋がっていますし、歯そのものは骨によって支えられ、その骨(顎)は筋肉によって動いています。
また、筋肉が動く時は一箇所だけでなく、周辺の筋や筋肉も一緒に動くことになります。
そのため、噛み合わせが悪いと上半身全体のバランスが崩れ、頭痛・肩こり・腰痛・耳鳴り・めまいなどを引き起こすことがあります。
これらの症状が続き、接骨院や耳鼻科などで治療を受けてもなかなか回復しないという方は、「噛み合わせ」を疑ってみる必要があるかもしれません。

また、すぐに現れる症状ではありませんが、噛み合わせが悪いと脳の発達や機能維持に支障をきたすため、アルツハイマーや認知症のリスクが高まることが分かっています。
たかが噛み合わせと侮らず、歳を重ねた時に健康な歯も脳も維持できているように、左右バランス良く噛める歯、つまり噛み合わせの良い歯を手に入れましょう。